何か、世の中に対して挑戦的なハードな内容を期待していたが、
「拍子抜け」の雑談集。「ホリエモン」も「ひろゆき」も
ごく普通の一般人で、「市場原理主義者」のレッテルは、
貼られていただけなのだろう。
しかし、「みんなが薄々そう思っていたけれど、はっきりとは
わかっていなかった事」、それもメディアが隠蔽していたことを、
ホリエモンがズバッと言い切っている。
「そもそも格差とかってあるのが普通」
「日本の過去を振り返ってみても、最も格差がないぐらい」
「マンションなんて買うもんじゃない」など
この感の鋭さ、そして世間から誤解されることを恐れずに言えるという
性格(?)は、今もなお健在だ。
教育、移民、結婚制度など、社会に対する内容にも話を広げているが、
お二人とも、こういう分野に限って言えば、経験のなさを露呈していて、
そういったところが、また、この本の良さになっていると思う。
力の抜け加減が、また絶妙で、意外な発見がある本だ。
(まあ、図書館で借りれば十分かも知れない。)
田母神さんの事は、顔しか知らなかったのですが、経歴をみるとちょっと難しくヘビーな内容なのかなと、おそるおそる読み始めましたが、読んでみると、とても読みやすかったです。
田母神さんの話はとても説得力があり、ついついメディアにのせられて『核はいけない』と無条件に思い込んでいたのですが、一考させられました。
また、北朝鮮などの強引な外交の意図など、諸外国のしたたかさに対して私のような平和ボケした人間が気づいていないことに対して警鐘を鳴らされているところなど、本当に日本の事を考えている人なんだと思いました。
ひろゆき氏もいつもより、(田母神氏の影響)まじめな感じがしました。
この本は、もっとお気軽な内容と思って読み始めたら、深い内容を含んでいたので、ゆっくりと読んだ。本のタイトルは単に本を手に取らせる作戦のためで、ここだけを見て評価しても意味はあまりない。 ひろゆき氏のように、生活に困らず、しかも物欲のあまりない人間には、精神的にメディアや様々な既製組織(システム)からの(相当の)自由を獲得できうるのだと思う。 そこで、彼は社会を外から見る観察者となっている気がする。それゆえ、既成の組織に組み込まれているほとんどの人間から、うろんな目で見られ、時に反発を招いているのだろう。しかし、対談での発言を読むと、国家、貨幣制度、社会構造、法律などに対しての、素直で根源的な「なぜ?」が、将来のいつかの時点で、重要になってくる問いの幾つかではという気がしてきた。しかしあくまでも観察者としての立場を守っている気がする。 誰にもお勧めできる本ではなく、分かる人にのみお読みいただきたい、ちょっと危険な香りのする本である。
長きに渡ったルナルのシリーズが、真の意味で一段落する本です。 イチゲンさんには少々辛いですが、一度でも・一冊でもこのシリーズの本を読んだことのある方には非常ににおすすめ。 (やっぱり1巻から読んだ方が理想ですが…) 読み進めていくうちに 「え?そうだったの?」 「ウソーっ!」 という新事実が盛りだくさん。 そして物語の神・シャストアに導かれ、世界はとんでもない結末を迎えます。 中高生の頃に小説またはリプレイのルナルにはまっていた方々、まだ物語は終わっていません。ぜひ、この結末を目にしてみてください。
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