1992年の1月から3月にかけて、フジで放映されたドラマのノベライズ。(随分と出版までに日数がかかってますね) 大学のボート部で「仲間」だった男4人女3人は、OBの葬儀をきっかけとして、3年ぶりの再会を果たす。集まれば自然とバカ騒ぎになった当時と違い、3年の歳月は「仲間」たちの間の空気を微妙に変化させた。そんな中で繰り広げられる物語。 この話は、約半分が恋愛に関するエピソードなので、「恋愛ドラマ」と分類できると思うが、野島伸司以外の脚本家が恋愛ドラマを作った時に生じてしまう単調さ(ノベライズされるといっそう顕著に出る)が、彼のドラマには一切ない。その理由は、この本が野島のノベライズ4冊目になる田村章が自著で言っていることから理解できる。「彼は、複数のストーリーを並行して進行させる」と。だから、一本筋にならず、単調さになることがない。飽きもこないわけだ。この本も、7人それぞれについて、ストーリーを進行させている。 もちろん、話自体も面白い。バブル崩壊後のやるせなさや、学歴社会に対する批判めいたものも感じた。
数あるオムニバスアルバムの中でも、この選曲が一押しです。
ロックンロールシンガー浜田省吾の名曲にして時代を経て大ヒットした名作である、TVドラマに起用された、本作品のアレンジも趣きがあっていいが、個人的にはアルバム「愛の世代の前に」に収録されているヴァージョンの方が好きである、よりポップなサウンドが楽曲の素晴らしさを惹きだしていると思う、いずれにしても一つの楽曲でありながら二つのアレンジで楽しく聴けるロックンロールシンガー浜田省吾の名を世間に知らしめた大ヒット作品です
前作の成功を受けて、製作サイドの要請もあり非常に短期間で完成したアルバムである。粗削りな面もあるが、現在でも浜田省吾の代表作と言える曲が詰まっていて、当時の彼の疾走感が伝わってくる。『地球を何回もぶっ壊せる核兵器がある限り、愛の世代なんて来るはずがない』という浜田省吾の思いは、30年近く経った今でも何ら変わっていない。
2007年に発売された「クライマックス ドラマティック・ソングス」の続編。
今回は90年代の代表曲集、という体裁をとっているものの前作収録漏れになったヒット曲をフォローする性格が強い。
全32曲、時代を象徴し後世に伝えていくべき名曲だらけ。当時を体感した世代はもちろん若い世代も十分楽しめる内容になっている。
…しかしだ。どうにも納得できないことがある。
小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」
佐野元春「約束の橋」
大滝詠一「幸せな結末」
これら3曲は前作に収録済みのはずだ。購入者の多くを占めるであろうリピート層に二度買いさせるつもりなのだろうか?
あえてこの3曲を再録せずとも90年代には名曲が星の数ほどあるだろうに。
良心的な価格設定だが配慮の足りなさで星-2。
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