個人的にはロリーのベストアルバムと思っている「タトゥ-」のメンバーのライブです。晩年のロリーもパワフルでしたが、この時が一番だと思います。裏ビデオでもこの時代の曲は少ないので、貴重だと思います。また、ライブだけでなく、オフステージでのロリーの素顔が見えるのも感動物です。やっぱり、ロリーはナイスガイです。(時代が古いので、画像はそれほど綺麗ではありませんが、裏物に比べたら文句なしです。)
自分は恐らくBEADYEYEファンの中に1/30ほどの確立で存在すると思われる、oasis以上にRIDEが好きでたまらないファンである。w
良い意味でオアシスの暑苦しさから、一転爽やか軽快な一枚です。
曲調は非常に多様で、ウォールオブサウンド風のTr.6からTr.8ではメロトロンまで引っ張り出しています。
この手のサウンドはオーヴァー・プロデュースに陥りがちですが(RIDEの3rdは正にそれですね…)、非常に洗練されています。サウンドプロダクションに関して100点満点。
ソングライター3人が等しい力関係で曲を作ったのが明らかに正解。この様子はYESに対するAnderson,Bruford,Wakeman & Howeなんかと同じですね。
正直これまでノエルに生殺しにされていたに等しい(笑)アンディ・ベルもその才能を全快。
これまでオアシスは正直ゲムのサイドギター、アンディのベース(個人的には悪い意味で…)兄弟の引き立てに徹していましたが、今作ではこの2人の心地良いツインギターが作品の中核を成しています。
特にTr.1では一発でアンディの物と分かる「あの」個性的なワウギターに涙が出そうになりました。w
RIDEの四作以降の彼が関わった作品ではハリケーン#1なんか突き放して間違いなくベストワーク。
恐らく対等に個性をぶつけ合う相手がいて初めて実力を発揮出来たのでしょう。それはゲムもリアムも同じ。
ブリティッシュ・ロックの良い部分が非常に良く現れたアルバムです。次が楽しみ。
オアシスファンにとってはそれぞれ好きな曲があるとは思うのですが、個人的には『ホワットエヴァー』が最高の1曲だと思います。
もはや“ブリットポップ”というムーヴメントが過去となった今、若いロックファンにとってはオアシスの楽曲にそれほど斬新さや先鋭的な何かを感じるということはないのかもしれません。いや、むしろ当時においてもオアシスの楽曲の本質とはエヴァーグリーンとなり得る普遍性の追求にあったのではないでしょうか。そしてこの作品ほど、それに成功している楽曲は他にないように思います。
ストリングスが大胆に導入された見事なアレンジに、リアムの穏やかで神々しいまでのヴォーカル。そしてノエルのソングライティングはもはやブリットポップだのギターロックだのといった枠を超えた普遍性を獲得しています。まるで天から降ってきたかのような光に満ちた豊穣の音楽。
当時洋楽などほとんど聴かなかった私でさえ、これを聴いた瞬間、初めて純粋に音楽と呼べるものに触れた感じがして、ものすごく興奮したことを今でも思い出します。
これから100年経とうが、1000年経とうが永遠に残り続ける不朽の名曲です。
オアシスが解散した時、青春が終わった、と感じた。大した冒険をした訳でもないが、それでも誰しも酒が入れば多少の武勇伝がポロポロと。レコードメーカーの新譜はいつしか半分以上が「再発」。いわゆるロックレジェンドはプライスダウンを繰り返す。明らかにオヤジ世代の財布を狙ったBOXや紙ジャケの期間限定商品で溢れる。「ロックを聴き続ける」こと、「ロックに還る」ことは勿論、スバラシイんだろう。ただ、いつも気になるのはあまりに懐古主義だ!と言う点。俺たちにはもう「思い出話」でしか盛り上がれないのか?それってサビしくないか?
ロックも何も多様化し、隣のシマの神様は誰?的な状況の中でも、間違いなくオアシスは俺たちの「みんなのうた」でありえた。髪を背中まで伸ばさずとも、身体じゅうにタトゥを入れなくとも、暑い中汗流しながらライダースを羽織らなくとも、アディダスとノースフェイスで十分オアシスになれた。どんどんデカくなるバンドと比例して自分も世界を掴めそうな気がしてた。自分も男兄弟がいれば尚更、カンチガイの加速度は増す。
正直、今回のアルバムを聞くことに一抹の不安もあった。過去に経験したライブでのリアムの途中退場でアコギ1本のノエルを見ている。メロディも何も「悪い」事はない。残念な反面「貴重だ!」と聴きこんだ。しかし、この時に感じた「ダルさ」がハッキリした。オアシスの曲をノエルは「オアシスの為」に作っていた!アッタリマエだが。
もし、リアムの声の不在に不安を持っているのならば、素直にノエルのこの作品に耳を傾ければ、もう一曲目からスッキリ晴れるだろう。そう、ノエルはオアシスファンの「慣れ」や「期待」を上手に裏切ってくれる。この1枚にはノエルが自身で歌う為の「ソロアルバム」としての「専用作品」で埋め尽くされている。これは僕らファンにとっても初めての経験。
今、このソロアルバムを通しで3回目聴いている。
いつもは買って安心し、数ヶ月後に気がつくDVDも満足の内容。これはこのまま「●ロフェッショナル」で放送して欲しい。クリエイターとしてのノエルの姿。コトバ。45の男としての率直な。
「オトナの音楽」「オトナのロック」的広告戦略が多く存在するが、このノエルのソロは真の「オトナの音楽」「オトナのロック」だ。昔凄かったヒトの作品ではない。安直にオトナに過去作品を薦めるのは音楽業界自体の安楽死だ。夢の後始末。リマスター云々。ご隠居サンには程遠い、自分の為に作り続けなければいけないノエルの衝動を感じる事ができる。ノエルはナチュラル・ボーンなのだ、と。
そして俺たちも「オアシス以降」を「どうカンチガイしながら生きるか」という大切なメッセージを与えてくれている。
久しぶりに名盤に出会った。 やはりOasisのエンジンはノエルだったんだと言うことを再確認できる。 Morning Gloryを聴いた時の感動に近いものがあるし,どことなくBeatlesのSgt. Peppersのアルバムを感じさせる部分がある。
何と言っても,ノエルの作る曲は,メロディラインが美しい。 どこか懐かしくて耳に残るのに,良い曲を書こうとすると陥りがちな,「寄せにいった」感が全くない。 CD一枚を丸々聴かせられるというのは,実はすごいことなんだと思うのだけれど,それを難なくこなしているところが,ノエルの真骨頂なんだろう。
もしこのアルバムに興味を持ったら,ぜひ一度5曲目の(I Wanna Live in a Dream in My) Record Machineを聴いてみて欲しい。このアルバム全体のコンセプト部分にあたる(と私は勝手に思っている)5曲目が気に入ったら,買って後悔することは絶対にないはずだ。 1人でも多くの人にこの名盤を聴いて欲しいと思う。
ちなみに,日本版ではボーナストラックが2曲入っているが,CDを1つの作品として聴くなら,ボーナストラックなしで,Stop the Clocksで終わるのが良い。そういう視点で輸入盤を買うのもオツかもしれない。
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