このお値段で、ランパル演奏によるフルートの名曲がこんなに聴けるなんて、感激でした。オススメです。
上品で中庸な演奏です。この手のバロックのオムニバスとは違い有名曲ばかりを集めているわけではないのですが、そこがまた違った視点からバロック音楽の素晴らしさを満喫させてくれていいです。なかでもポロネーズ、パディネリが隠れた名曲です。
間違いなくフルートデュオのCDとして最高の名盤であろう。プレイヤーはランパルとラリュー、共にフランス出身の巨匠である。 二人ともパリ音を卒業し、ランパルの父であるジョセフに師事したこともあってか息はピッタリ◎ かつ枠にとらわれない流れるようなフレーズを聴くことが出来る。 また本人達はこの録音ではバロックという事を考慮してか銀製の楽器を使っている。(ジャケではランパルは金に見えるが壁の色が反射しただけ)そのため普段よりも落ち着いたそれでかつ繊細な音色となっている。特にラリューの音色は格別である。 あまりにも華麗な演奏のため、聴き始めると聴き入ってしまい勉強に手をつけられなくなりテストで赤点をとってしまった経験があった…ともかく、これは絶対買いである。
フルートのもつ癒しの音色が、十分に伝わってくるCDでした。ランパル使用のフルートの類は、もはや一人の日本人のみが製作しているとのことなので、貴重なCDということになるのでしょうね。
典雅で、しっかりとした味わいをもちながらも、嫌味のない、趣味の良い名演である。素直であって、独奏者とオーケストラ、指揮者の息が細部にわたってぴったりと合っており、聴き手は安心してその流麗さに身を委ねていられる。また、堅くなり過ぎず、ほどよく妖艶であるさまは、理想的なフランスのそれであるといえるだろう。定番と呼んでよい名演である。 クラリネット協奏曲のほうも、人によって多少好みが分かれるところかもしれないが、悪くはない演奏である。一度聴いてみる価値はある。
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