堀江美都子を知らない人がこれを聴いてファンになるような商品ではない。
CDについては、
新たな世界へのチャレンジには敬服するが、
堀江美都子と弦楽器の両方の良さをお互いにつぶしてしまっている。
元歌と同じ構成にこだわらずに、
「弦楽は“伴奏”としてバックに下がってミッチの歌を聴かせるパート」と、
一方で「弦楽だけを聴かせるパート」とを設けたら良かったのではないだろうか。
アレンジは素晴らしい出来なだけに勿体なく感じた。
DVDについては、
40周年コンサートに行った人が記念のために、
行けなかった人はその雰囲気を知るためには良いと思う。
特に不満は無いが、コンサートの感動は伝わらない。
評価は甘めで星4つ。
銀河鉄道999のビフテキ、ラピュタの目玉焼きパン、ハウルのベーコンエッグ
など、アニメに出てくる美味しそうな料理を再現するにはどうしたら良いか?
をテーマにした本です。
ケンタロウさんと柳田理科雄さんの対談形式になっています。
最初はレシピ本かと思い購入しましたが、レシピ本以上に面白い内容です。
「理想の目玉焼きを作るには卵の温度は何度?」「アニメで食事をしている
シーンから換算すると総カロリーは?」「小池さんのように口いっぱいで
ラーメンをすするには?」など、(失礼ですが)下らない内容を真剣に語り合い、
「日本昔話の山盛りご飯を再現」など、バカバカしくも実際見てみたい料理が
てんこ盛りで笑えます(笑)。
忠実にレシピを再現するための材料、温度なども書かれていて、お料理や
実験が好きな人には特に楽しいと思います。
ただ、料理のカラー写真と細かいレシピが載っているのは5作品のみなので
純粋なレシピ本のような内容を期待する方だとイマイチかもしれません。
デビュー40周年を迎えた堀江さんの2009年最後を締め括るCD&DVDです。
「ミッチの独言倶楽部」は以前DJを勤めた彼女のラジオ番組のタイトルです。
当時はエッセイ集、LP版のアルバムが発売されている。今回はそのCD版とも言えるものである。
トークと歌の構成されて今回のトークはラジオと同時進行で発売されラジオの雰囲気を
醸し出すLP版とは少し趣を異にし、現在の彼女が歌に関する思い出、歌への想い、歌う姿勢を語る
と言った感じの内容になっている。ほぼ同時録音のスタイルで録音されたという弦楽四重奏による
新録音の歌は必聴。やはり歌のうまさが光っている。
同梱のDVDは'82年'83年に行われたオリジナル曲中心のコンサートを収録したビデオのDVD化である。
堀江さんが40周年を迎えられたのは原点であるアニメソングを大切にされ、プロのアーティストとして
アニメソングを様々なパフォーマンスを通じて歌い続けて来られたからだと思います。
でも、彼女が40周年の時間の中で歌への情熱と心血を注いで来た歌は決してアニメソングだけではない。
20代の一時期、僅か6年という時間に凝縮されるオリジナル曲も彼女の歌ってきた歌として刻まれている。
全9枚のオリジナルアルバムとコンサート映像(今回のDVD)がその結晶と言えよう。
当時熱かったファンにとっては、40周年記念BOXのオリジナルアルバム完全CD化に引き続き
コンサートビデオのDVD化は正に願ったり叶ったりのクリスマスプレゼント&お年玉になったでしょう。
また、現在のファンの方には恐らく初めて知る(聴く)歌という方が多いかも知れませんが、
『もう一つの歌のあゆみ』の足跡を紹介するDVDとして楽しめるでしょう。
40周年記念BOXとこの『ミッチの独言倶楽部2009』によって、オリジナル曲も“正式な歌のあゆみ”に
加わったようで大変嬉しく思ってます。それと同時に今後も様々なパフォーマンスを通じてアニメソングを
歌い続けられる堀江さんの更なるご活躍を期待してます。
タツノコプロが、「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカン・シリーズ」など超人気アニメで一世を風靡してた頃、 異色とも思える、魔法アニメを発表したのがこの『ハクション大魔王』でした!!
この時代は実に、世間では、「魔法使いサリー」「魔法のマコちゃん」「魔女っ子メグちゃん」「魔法少女ララベル」 など魔法アニメが大人気でしたが、タツノコプロが生み出したのが、東洋を意識した魔法のランプの精のアニメでした!!
くしゃみをする度に、現れる大魔王が妙に愛らしく面白い設定だったのを今でも良く覚えています。 本格的正統派アニメから一線を脱出し、タイムボカン・シリーズへのお笑い思考に変わってきたタツノコプロの新境地的アニメで、 主題歌・ストーリーとも文句ない出来映えでした。
その時代・時代ごとに名作・珍作を作り出しているタツノコプロの歴史を感じさせられる名作と言えるでしょう!!!
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